【二刀流】兼業農家のサラリーマンは成立する?メリットと始め方を解説
- 兼業農家サラリーマンとしてやっていけるのか。
- メリットは何があるのか。
- 兼業農家サラリーマンの時間管理はどうすればいいのか。
「サラリーマンをしながら農業なんて、実際できるの?」
「農業に興味があるけど、本業を辞める気はない。」
「兼業農家サラリーマンで収入源を増やすことはできるのか?」
サラリーマンをしながら兼業で農家をする生活が、どのようなものか気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、サラリーマンが兼業農家になるための基本知識を解説します。
ただ、週末や空き時間を農業に充てることが多くなるので、その点は想定しておくといいですね。
効果的な時間管理術や販売戦略についても詳しく解説するので、最後までご覧ください。
兼業農家サラリーマンになるための方法を理解していきましょう!
兼業農家サラリーマンの基本知識
まず、兼業農家サラリーマンの基本知識について以下2つの観点で解説します。
- 兼業農家が注目される理由
- 兼業農家サラリーマンの現状
兼業農家が注目される理由
兼業農家への注目が集まる理由は、以下のとおりです。
- 副業としての兼業農家
- 自然と向き合い自給自足の生活に対する憧れ
- 参入ハードルの低下
- 農作物の育成方法などの情報の普及
農家の高齢化と農業従事者数の減少が進み、農業そのものへの参入ハードルが低くなったことで、副収入を求めて農業を始める人が出てきています。
今では、作物の育て方をインターネットで細かく調べることができますよね!
兼業農家サラリーマンの現状
今の兼業農家サラリーマンの問題は、時間が足りないことです。
ただでさえ本業で忙しいのに、週末や空き時間は農業に時間を当てていくことが多くなっていきます。
そんな中でも、サラリーマンが副業として農業を頑張っている人も多いですが、農業の収入自体は不安定です。
仕事との両立や、安定した農業経営をしていくためには、あなた自身のライフスタイルに合わせた工夫が重要になります。
政府や自治体からの経済的な支援はあるため、国としても持続可能な農業を目指しています。
» 兼業農家がきつい理由
サラリーマンが兼業農家になるメリット
サラリーマンが兼業農家になるメリットは以下のとおりです。
- 収入源が増える
- 自給自足で生活ができる
収入源が増える
サラリーマンが兼業農家になるメリットは収入源が増えることです。
給与所得だけでなく、農業収入を得られるため、上手くいけば経済的な安定感を得られます。
収入自体が少なくても、経費がかかっていれば損益通算ができるため、納める税金を減らすことも可能です。
自分のライフスタイルに農業を組み込むことで、本業に影響を与えずに収入を増やせられるんです。
収入源の多様化は、経済的な安定だけでなく、心の安定にもつながります。
自給自足で生活ができる
自給自足で生活できるのもメリットです。
自分で育てた新鮮かつ健康的な食品を食べられるので、生活の充実感は確実にアップします。
畑で育てた野菜なら、採って数分後には食べることができます!
また、自身で育てた作物を食べることで、食費の節約に繋がります。
身体を動かす機会も増えるため、健康維持の助けにもなります。
自然とのつながりを感じながら生活すると、精神的な満足感も満たせます。
季節の移り変わりも、農作業を通じて体感できることは、都会の生活では味わえない魅力になるかもしれませんね。
兼業農家サラリーマンの始め方
兼業農家サラリーマンの始め方は以下のとおりです。
- 必要な許可を取得する
- 農地を取得する
必要な免許と許可を取得する
兼業農家サラリーマンになるためには、必要な許可を取得するのが先決です。
法律に基づいた農業活動が可能となり、将来的なトラブルを防げます。
農地を利用する際には農地法に基づく許可が必要であり、農業者としての登録も必要です。
有機農家を目指す場合は、「有機JAS認証」を認定を受ける必要があります。
「有機JAS認証」は、少なくとも農業経験が3年以上あり、JAS規格の基準に適合した作物が作れる必要があります。
つまり、有機農家を名乗ろうと思っても、すぐにはできないんです…
ちなみに、我が家は有機農家ではありません。
一般的な農薬や肥料を使った慣行農業をしている米の兼業農家です。
もし、有機農家を目指すなら長期の努力と下積みが必要になります。
ですが、有機JAS認証を取得することができれば、他の兼業農家との差別化を図れるかもしれませんね。
農地を取得する
必要な免許や許可が取得できたら、農地そのものを取得しましょう。
農地選びでは、立地や土壌などを考慮することがポイントです。
所有農地であれば長期計画が立てやすく、賃借農地では初期投資が少ないというメリットがあります。
ただし、農地を取得するには農地法に基づく規制を守る必要があります。
市区町村の農業委員会に相談して、申請手続きをしましょう。
購入や賃借に必要な資金計画は事前に立てる必要があります。
関連する税金や補助金の情報まで集めておきましょう。
取得した農地の登記手続きを行い、所有権や賃貸権の確保をする必要があります。
親から土地を引き継ぐ場合は、農業委員会や法務局に届け出を提出して、名義を変えることになりますね!
兼業農家サラリーマンの時間管理方法
兼業農家サラリーマンの時間管理方法について、以下2つの観点で解説します。
- 農作業スケジュールの立て方
- 本業と農業のバランスの取り方
農作業スケジュールの立て方
兼業農家サラリーマンであれば、農作業スケジュールを立てましょう。
季節によって異なる農作業をするため、年間を通じた計画的な進行が必要です。
スケジュールを立てる際は、各作物に対して「どんな作業」が必要で「どれくらい時間がかかるのか」を確認しておきましょう!
作業内容を見通しておくと、スケジュールに合わせたスムーズな作業ができやすくなります。
ただ、予期しない天気変化や、都合が悪くなって作業ができなくなる場合もあります。
そのため、スケジュールや作業量には余裕を持たせておきましょう。
農業の繁忙期には、あらかじめ休暇を取得したり、勤務時間を調節したりして、両立させる必要があります。
リマインダーやアラート機能を活用して、作業に漏れがないか確認することも重要です。
どうしても農作業ができない場合は、家族や農家仲間に支援を求める選択肢もあります。
悩んだ時は、相談してみましょう!
スケジュールを定期的に見直すことで、さらに生産性が向上していきます。
本業と農業のバランスの取り方
1年目の兼業農家サラリーマンにとって、本業と農業の時間のバランスを取ることは、かなり難しいうえに、重要な問題です。
時間をうまく管理するためには、事前の計画が大切になります。
勤務時間と農業の時間をしっかりと分けて、どちらも効率的に進める必要があります。
そのため、週末をメインの農作業に充て、平日は軽い作業に留めるいいですね。
仕事と農作業の繁忙期が重なって支障が出ないように、休暇を利用して計画的に進めましょう。
無理なく農作業に取り組めます。
田植えや稲刈りなどの繁忙期は、有休を取るようにしています。
有休を使わない場合、兼業で農業をする難易度が上がります…
- 仕事が忙しくて休めない
- 日中の時間を作ることができない
その場合は、兼業農家をしていくことがとても大変だと思います。
それでも「兼業農家としてやっていきたい」と思うのであれば、本業の転職を考えてみることも一つかもしれません。
農業をライフスタイルに取り入れたいのであれば、前向きに転職を検討することをオススメします。
兼業農家サラリーマンの販売戦略
兼業農家サラリーマンの販売戦略は以下のとおりです。
- 適切な販売経路を選択する
- 顧客との信頼関係を構築する
- 農作物のブランディングを行う
適切な販売経路を選択する
兼業農家サラリーマンにとって、適切な販売経路を選択することは、収入向上にとても重要です。
製品の種類や量に応じた最適な販売経路を見極めましょう。
地元の直売所や農協を活用すれば、地域の消費者との距離を縮められます。
今ではオンラインショップでの販売も重要です。
コストと利益を分析し、最も収益性の高い販売経路に焦点を当てることが大切ですね。
顧客との信頼関係を構築する
顧客との信頼関係は販売戦略においてとても大切です。
信頼が確立されると、顧客は製品を継続して購入し、新たな顧客を紹介してくれる可能性が高まります。
信頼関係を築くためには、顧客と定期的にコミュニケーションを取り、ニーズを深く理解することが不可欠です。
そして、販売側と顧客側の思いや理解が深まった時、互いに大切な関係となるはずです。
そうすれば、顧客の求める製品やサービスを適切に提供できるようになり、さらに信頼を獲得することができるでしょう。
顧客とコミュニケーションを取れることは数多くありません。
だからこそ、顧客の声が聴けることは貴重なので、とても参考になるはずですよ!
顧客からのフィードバックを積極的に受け入れ、ビジネス改善に役立てられると、顧客の期待を超えられます。
農作物のブランディングを行う
農作物の価値を高め、消費者に選んでもらうためにはブランディングが重要になります。
ブランディングとは、作物の特徴や価値を明確にし、消費者に良いものだと記憶させることを指します。
また、販売者のキャラクターやその思いなどもブランディングの一つだと思います。
市場調査でどんな農作物に需要があるのかや、独自性が何かを見極めます。
高い品質を保てる栽培方法を確立して、ターゲットに合うネーミングやパッケージデザインを考えましょう。
地域の物語や伝統を込めたストーリーは、顧客の感情に訴える効果があります。
農業に限らずTVでドキュメンタリーをしていると、その商品が気になったり、顔が浮かんで買いたくなることがありますよね。
それと同じです!
SNSなどで自身の思いや考えを発信していくことで、そのイメージがブランディングにつなげていくといいですね!
まとめ:ワークライフバランスを活かして兼業農家!
兼業農家サラリーマンは、うまくいけば収入源を増やし、かつ自給自足の生活を送れる、という強力なメリットがあります。
しかし、効率よく運営できるように、時間管理を徹底したり、計画的に農作業のスケジュールを立て、無理なく作業を行うことが重要になります。
もちろん、本業に支障が出てはいけません。
そのためには、サラリーマンとしてのワークライフバランスが大事になってきます。
つまり、仕事と生活のバランスが取れていて、農業ができるだけ大きな負担にならないように農業をすることが重要なんですよね。
そのワークライフバランスを活かして農業をしていくことが長く続けられる秘訣なのではないでしょうか。
ワークライフバランスを整える工夫は様々です。
作物を変えたり、販売方法を変えたり、本業の仕事を変えたり、いろんな工夫ができると思います。
兼業農家サラリーマンを実現していくために、あなた自身は何ができるのかぜひ考えてみてください。
僕も絶えず考え続けているのでお互い頑張りましょう!
読んでくださり、ありがとうございましたー!